1. トップ
  2. KeePer LABO Blog

KeePer LABO Blog RSS1.0

先月

来月

2026年10月
月 火 水 木 金 土 日
« 9月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

2026年04月30日(木)

[佐倉店]頑張るとは、何か。 渡辺
KeePer LABOブログ

こんにちは。

キーパーラボ佐倉店の渡辺です。

 

私は昨年4月に入社し、先輩方の指導のおかげで無事にコーティング技術資格を取得、気がつけばこの約1年を駆け抜けてきました。

ここまで頑張って来られたのも、ひとえに支えてくださる方々のお陰です。

ところで、

私は落語が好きなのですが、「頑張り」にちなんで、ひとつお噺をご紹介いたします。

 

“芝浜”という噺でございます。

 

昔々、時は江戸といった時分。

商売上手だが酒に溺れてしまい、苦しい生活を送りながらもなんとか暮らしている魚屋の主人が、ある日妻に説得され渋々芝の市(現在の芝浦。昔は魚市場があったそうです。)へ向かう途中で財布を拾います。

 

そして中にはなんと50両(!)が入っていました。大喜びで家に帰り、わけを話すと案の定妻も大喜び。

 

「さっ、どうぞお酒を」と気前よく注がれ、気持ちよくなってそのまま寝てしまった。

 

そしてあくる朝、目が覚めると、、、。

 

財布を拾った日の朝に戻っている。妻に聞いても「そんなこと知りません、夢じゃないですか」という始末。

 

そうか、こんな体たらくだからみっともない夢を見るんだ——と主人は心を入れ替え、妻のため、自分のために酒をきっぱりと断ち、懸命に働き始めます。

 

もとは商売上手ですから、みるみる商売は軌道に乗り始めます。

 

そして、万事順調に3年が経った大晦日。妻は、主人に見てもらいたいものがあると言います。そして、取り出してきたのはあの財布。

 

あれはやはり夢ではなかったのです。

浜で拾った財布。拾ったとはいえ窃盗です。

 

突然羽振りの良くなったあのお宅、と世間の目もある。目をつけられ、お上に取り調べられ、暗いところへ放り込まれたら…。

 

そう、あのとき妻は主人の行く末を案じて、ひと芝居打ったのです。

 

そうして密かに届け出ておいた財布は、落とし主が現れないからと妻のところへ返ってきていました。

 

これを聞いた主人は怒ると思いきや、妻の優しさ、器量の良さにいたく感動します。

 

今のあなたならもう大丈夫。と妻はこっそり用意しておいたお酒を差し出します。

 

「いいのかい?!」と喜ぶ主人。しかし一瞬考えて、「いや、よそう。」と言う。

 

「どうしたんだい?飲まないのかい?」と妻が聞くと

 

“ああ。また夢になるといけない”

 

——頑張るという言葉は、忍耐して努力し通すという意味だそうです。

人間特有の感情というものの美しさは、どの分野の芸術でも描かれてきました。

 

落語では、人情噺といいますね。

 

一瞬の幸運に頼らず、現実を丁寧に生きていく覚悟。

忍耐して努力すること。感謝を忘れず、時には自分を俯瞰して見つめること。

 

出来ることからコツコツと頑張らなければ。

 

そう思わせてくれる噺です。

 

いっぱいいっぱい頑張っても、

お酒はほどほどに。

 

——もし、夢だったら困りますからね。

 

では、また。

Posted by sakura at 9時04分

  • カテゴリー

  • 最近の記事(全国)

  • 月別アーカイブ

  • リンク集


  • [Login]


    このページの先頭へ戻る