KeePer LABO Blog
2026年04月30日(木)
[佐倉店]頑張るとは、何か。 渡辺
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こんにちは。
キーパーラボ佐倉店の渡辺です。
私は昨年4月に入社し、先輩方の指導のおかげで無事にコーティング技術資格を取得、気がつけばこの約1年を駆け抜けてきました。
ここまで頑張って来られたのも、ひとえに支えてくださる方々のお陰です。
ところで、
私は落語が好きなのですが、「頑張り」にちなんで、ひとつお噺をご紹介いたします。
“芝浜”という噺でございます。
昔々、時は江戸といった時分。
商売上手だが酒に溺れてしまい、苦しい生活を送りながらもなんとか暮らしている魚屋の主人が、ある日妻に説得され渋々芝の市(現在の芝浦。昔は魚市場があったそうです。)へ向かう途中で財布を拾います。
そして中にはなんと50両(!)が入っていました。大喜びで家に帰り、わけを話すと案の定妻も大喜び。
「さっ、どうぞお酒を」と気前よく注がれ、気持ちよくなってそのまま寝てしまった。
そしてあくる朝、目が覚めると、、、。
財布を拾った日の朝に戻っている。妻に聞いても「そんなこと知りません、夢じゃないですか」という始末。
そうか、こんな体たらくだからみっともない夢を見るんだ——と主人は心を入れ替え、妻のため、自分のために酒をきっぱりと断ち、懸命に働き始めます。
もとは商売上手ですから、みるみる商売は軌道に乗り始めます。
そして、万事順調に3年が経った大晦日。妻は、主人に見てもらいたいものがあると言います。そして、取り出してきたのはあの財布。
あれはやはり夢ではなかったのです。
浜で拾った財布。拾ったとはいえ窃盗です。
突然羽振りの良くなったあのお宅、と世間の目もある。目をつけられ、お上に取り調べられ、暗いところへ放り込まれたら…。
そう、あのとき妻は主人の行く末を案じて、ひと芝居打ったのです。
そうして密かに届け出ておいた財布は、落とし主が現れないからと妻のところへ返ってきていました。
これを聞いた主人は怒ると思いきや、妻の優しさ、器量の良さにいたく感動します。
今のあなたならもう大丈夫。と妻はこっそり用意しておいたお酒を差し出します。
「いいのかい?!」と喜ぶ主人。しかし一瞬考えて、「いや、よそう。」と言う。
「どうしたんだい?飲まないのかい?」と妻が聞くと
“ああ。また夢になるといけない”
——頑張るという言葉は、忍耐して努力し通すという意味だそうです。
人間特有の感情というものの美しさは、どの分野の芸術でも描かれてきました。
落語では、人情噺といいますね。
一瞬の幸運に頼らず、現実を丁寧に生きていく覚悟。
忍耐して努力すること。感謝を忘れず、時には自分を俯瞰して見つめること。
出来ることからコツコツと頑張らなければ。
そう思わせてくれる噺です。
いっぱいいっぱい頑張っても、
お酒はほどほどに。
——もし、夢だったら困りますからね。
では、また。
Posted by sakura at 9時04分




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